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Colossus Studios

アーノルドレンダー検証 その18

セミナーの御礼とその続き

昨日12月15日のダイキン様主催のセミナーにお越しいただきありがとうございました。
あの後、品川イーストビルのエントランスにあったクリスマスツリーが綺麗だったので撮影しました。
主題が飾りで副題が向こうのガラスに映るツリーです。
imgp2395
セミナーではMtoA1.4.0のバグでうまく説明できなかったレンダーシーケンスについてココで改めて説明いたします。
Maya2017にもれなくついてくるArnoldでは、今までMentalRayでできていたバッチレンダリングができません。
正確には、できるんだけどウォーターマーク(透かし)が入ってしまいます。
そこで、Maya2017からはレンダーメニューにあるレンダーシーケンスを使ってレンダリングを行うとMayaレンダービュー上で枚フレームごとにレンダリングが行われてレンダー設定で指定した場所に保存されます。
mayarenderview
しか~し、maya2017 update2 に含まれているMtoA(Arnold for Mayaのプラグインのことです)1.4.0にはバグがあるのです。
maya2017update2mtoa14
なんと!エスケープキーでレンダリングを途中で止めることができません。
レンダリングが終わるのを待つか、Mayaを強制終了させるしかないのですよね(Maya太郎先生)。
img_8687
というわけなので、ささっとMtoA1.4.1.2(現時点での最新版)にアップデートしてしまいましょう。
https://support.solidangle.com/display/AFMUG/1.4.1.2
mtoaupdate1412

Maya2017 update2はバグだけじゃなく、便利になったことも沢山あります。
たとえば、ビューポート2.0でaiSkyDomeLightからのイメージベースドライとでシーンを照らすことができます。
mayavp2_1 mayavp2_2

Mayaのレンダービューはレンダーシーケンスを行う時に使いますが、普段のレンダリングではアーノルド専用のレンダービュー(ARV)を使ったほうがいろいろ良いことがありますので以下に説明いたします。

右上のギアアイコンをクリックするとカラーマネージメントやバックグラウンドを変更できる
ディスプレイセッティングが表示されます。
arv arv2
右下のカメラアイコンをクリックするとスナップショットが撮れます。
またそれを使ってAB比較することも可能です。
arv3
範囲を指定してレンダリングすることもできます。
arv4
レンダー設定でAOVを設定していると、ARV上で直ぐに各要素を確認することができます。
arv5
また、デバッグモードも搭載しているので、レンダリング時に不具合があった場合、
これらを駆使してチェックすることが可能です。
arv6 arv7
arv8
ARVは画像の位置や大きさを自由に変えられますが、手っ取り早くオリジナルの大きさ(100%)に戻すにはこのコマンドが便利です。
arv9

食べ物ツイッターも更新しようと、お昼に食べたパスタを撮影しようと思ったら、
なんと!カメラにSDカードが入っていませんでした(T T)次回をお楽しみに。