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Colossus Studios

アーノルドレンダー検証 その10

ガルパン
今年に入ってからガールズ&パンツァーフェアでサークルKサンクスに通っています。


しかし、引っ張るよね、ガルパンも。12話しか放映していないのにwww
7月に劇場公開されるアンツィオ戦が楽しみです。(←ローマ字入力しにくい)


前回に引き続きArnoldで内観のライティングをやってみました。
今回はLighting ChallengesのThe Bed Roomを使います。

 

↓↓夕方の雰囲気を出したいので、窓から西に傾いた太陽光が入るようにします。

Arnoldのレンダー設定には、光の拡散反射回数を指定するためのRey Depth Diffuseがあります。
値を0にすると、上記のようなグローバルイルミネーションが無い絵になります。

↓↓では、この値を1にしてレンダリングしてみましょう。

窓から入ってくる太陽光が壁やベッドに当たり、それが反射してその周りを照らしていることが分かります。
しかし、反射回数が1回なので、部屋の中はそれほど明るくなっていません。

↓↓次にこれを3回まで上げてみました。

3回反射を繰り返すと部屋はかなり明るくなってきました。

しかし、実際の部屋にはあるはずの要素がまだ足りていません。
窓から差し込む太陽光以外の光り、天空光をaiSkyDomeLightを使って再現します。

部屋のマテリアルは単色ですが、それらしい雰囲気になってきました。


窓から差し込む光は時々部屋のホコリを照らし、光のすじを見せることがあります。
aiVolumeScatteringを使ってそれを再現します。

レンダー設定のEnvironment>AtmosphereからaiVolumeScatteringをセットし、そのアトリビュートのDensityをほんの少し上げておきます。
Arnoldのボリュームライトは他のレンダラーと比べても簡単にその効果を得ることが出来ます。

遮蔽されるオブジェクトの造形の細かさなども気にすることなくレンダリングできるので非常に楽です。


最後に軽くマテリアルを調整してレンダリングしてみました。
あえて題を付けるとすれば、「最近、遅咲きアイドルに目覚めたオタクの部屋」でどうでしょうか。

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その2 反射について
その3 屈折について
その4 SSSについて
その5 ディスプレイスメントについて
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その8 ライト1
その9 ライト2