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Colossus Studios

10Aug

Arnold 5.2 リリース

本日 Arnold の新しいコアv5.2とAPIがリリースされました。
多数のワークフロー改善とパフォーマンスの向上が行われています。

  • テクスチャベーキング：テクスチャベーキングuv_cameraに便利な、指定されたポリメッシュの影付きUV空間の画像を出力として生成する、新しいタイプのノードが追加されました。
  • スフィリカルライトのサンプリングの改善：ライトをサンプリングするための新しい手法が追加されました。特に、斜面角で照明する大型照明（リム照明など）のノイズを大幅に削減できます。
  • アダプティブサブディビジョンの高速化：単一のスレッドであっても現在2倍から3倍高速です。さらに、適応型コードパスは、多数のコアを持つマシンを十分に活用するためにマルチスレッド化されています。このようなマシンの集約されたスピードアップは15倍以上になる可能性があります。
  • 改善されたEXR読み取りパフォーマンス：OpenEXRファイルのスレッド読み取りパフォーマンスとスケーリングが大幅に改善されました。
  • NOICEの改善：noice さまざまなバグ修正とエラーチェックの改善により、高品質のノイズ除去器の安定性と使いやす  さが向上しました。特に、元のメタデータ、表示ウィンドウ、ビット深度および圧縮は出力ファイルに保存されます。
  • OptiXの改善：高速OptiXノイズ除去装置のGPUメモリ消費量は、ノイズ除去されたAOVの数に比例して大幅に削減されました。HDRピクセル周辺のフリンジアーティファクトが減少しました。
  • Sheen in standard_surface：  standard_surface shaderは、ベルベットのような布のマイクロファイバー素材をレンダリングするように設計された、新しいエネルギーを保持する光沢効果をサポートします。
    光沢効果は拡散した表面および下層の表面の上に重ね合わされます。
  • New cell_noise ：新しい  cell_noise shaderが追加され、様々ななセルパターンを作成できます。各セルの色はpalette パラメータにマップされ、特定のパレットから選択された色を使用してパターンを簡単に作成できます。
  • rangeシェーダーの新しいコントロール ：コントラスト、バイアス、ゲインを制御するパラメータでレンジシェーダが拡張されました。
  • clampシェーダーでのRGBクランプ ：クランプシェーダをスカラまたはカラーモードに設定できるようになりました。
  • マトリックスシェイダー：matrix_multiply_vectorとmatrix_transformシェーダーが復活しました。
  • Cryptomatte内蔵：Cryptomatte AOVシェーダとフィルタは、Arnoldコアパッケージの一部として含まれています。
  • 新しいビルトインボリュームAOV：最初のボリュームコントリビューションのZ深度をフラットAOVで出力できるようになりましたvolume_Z（ボリュームの深度AOVはすでにディープファイルで使用可能でした）。またID ボリューム用にも機能します。
  • toonシェーダーの新しい制御 ：エッジ検出はSTRINGタイプされたユーザーデータを使用して制御できるようになりました  toon_id。この機能はuser_id チェックされていると有効になります。さもなければ、検出されたエッジはトーン固有のIDとしてオブジェクトの自身の名前によって駆動されます。
  • Alembicの手順上の改善：このリリースでは、Alembicライブラリが1.7.5にアップデートされました。シェイプパラメータと衝突するユーザデータパラメータに、警告ではなくアンダースコアプレフィックスが追加されるようになりました。object_transform 生成されたジオメトリに追加の変換を可能にするパラメータを追加しました。make_instance Alembic手続きが複数のAlembic手続きに存在するオブジェクトのインスタンスを自動的に作成するようにパラメータを追加しました。（実験的、デフォルトでは無効）
  • オペレータ割り当ての改善：オペレータの代入式は、参照および文字列タイプに関して機能が向上しました。
  • OSL 1.9.9へのアップグレード：このアップグレードされたOSLバージョンは、ロケールに関するいくつかの報告された制限、特定のノイズタイプの可用性、およびtransformc 組み込み関数定義に昇格されるようなユーティリティ関数との互換性の問題に対処します  。
  • RLM 12.4BL2にアップデートされました。RLMライセンスサーバーとライブラリがバージョン12.2BL2から12.4BL2にアップグレードされ、散発的なアクセス違反やハングを修正しました。

APIの追加

  • Sheen closure：この  AiSheenBSDF() 関数はstandard_surface 、カスタムシェーダーで簡単に同じ効果を得るために使用されるシェーンクロージャーを提供してい  ます。また、この関数は、シェーンクロージャーを他のクロージャーに重ねて省エネルギーするために使用できるウェイトを返します。
  • 複数のユニバース：アーノルドのAPIに新しいコンセプトが追加されました。このコンセプトはAtUniverse 、AiUniverse()andを使用して作成および破棄できる  任意の数のユーザー定義のワークスペースにノードを作成するAiUniverseDestroy() 機能をそれぞれ備えています。作成時に、ノードに排他的所有権を持つユニバースが割り当てられ、この所有権はAiNodeGetUniverse() 関数を介して検査され  ます。”ヌル”ユニバースは “デフォルト”ユニバースであり、当面はレンダリングと手続き展開が可能な唯一のユニバースであることに注意してください。