29Nov
KATANA 3.1リリース
本日(2018.11.29)FoundryよりKATANA 3.1がリリースされました。
3.1の新機軸としては以下の通りです。
- VFXリファレンスプラットフォーム CY2017仕様との完全な互換性、特にQt 5へのコードベースの移植を含む。
- 非常に大きな属性を扱うためのサポートが改善されました。
- 改善されたユーザーインターフェースのパフォーマンス。
- 改良されたAlembicの読み取りパフォーマンス。
- レンダリング画像を重ねて表示できる実験的な新しいHydraビューアーレイヤーです。
パフォーマンス向上
パフォーマンスについてバージョン3.0と比較してみました。
以下のような複数のAlembicファイルを読み込むシーンをつかってテストを行った結果、
KATANA 3.1は確実にパフォーマンスが上がっています。
ちなみに、同じファイルをMaya2018でテストした結果の比較はこちらです。
HYDRAビューポート
それからHYDRAビューポートに実験的な機能が追加されています。
HYDRAにレンダリング画像を重ねて表示することができるようになりました。
次にHYDRAシェーダーを使用してテクスチャを表示した状態です。
KATANA 3.1で搭載されたHYDRAの機能を使うとこのようにレンダリング画像を重ねて表示することが可能になります。
HYDRAのViewメニューで表示の切り替えができます。
また、それ以外に、Arnoldを使った場合のライトオブジェクト表示がリッチになりました。
これは地味にうれしいですね。
もちろん3Delightを使った場合でも同じようにHYDRAの新しい表示が使用できます。
3Delightもバージョンが上がり、3DelightNSIとなりました。
新しいPrincipled Shaderなどが搭載されています。